犬のトリミング費用はいくらくらい？ 良いトリミングサロンを選ぶには？

可愛い愛犬のためにトリミングサロンでお手入れしたいけど、どれくらいの料金がかかるんだろうと心配になっていませんか？一般的にトリミングサロンを利用している方はどのくらいの費用をかけているのでしょうか。

またトリミングサロンといえば、小型犬が通っている印象が強いですが、犬種や毛足の長さによって料金は異なってくるのでしょうか？さらに、もし定期的に利用する場合はどのくらいの頻度で通うべきでしょうか。

そこで今回はトリミングサロンでかかる費用や一般的な相場、またトリミングサロンの選び方について詳しく解説していきたいと思います。

ぜひ、可愛いワンちゃんのためにも、親切で丁寧、また価格的にも無理のないリーズナブルな料金トリミングしてくれるサロンを選んでくださいね。

犬のトリミングにかかる料金、相場はいくら？

犬のトリミング料金は、基本的に犬の大きさや犬種によって異なりますし、もちろんトリミングサロンのある地域によっても料金や相場は違ってきます。

ですが一般的な費用の目安としては、シャンプーは3,000円から、トリミングは5,000円以上はかかるといった印象です。

犬の大きさ別でのシャンプー料金の相場は、小型犬が3,000円～4,000円、中型犬は4,000円～6,000円、大型犬が6,000円～10,000円に超大型犬になると10,000円～18,000円といった料金が目安です。

トリミング（カット）であれば、小型犬は5,000円～8,000円、中型犬が6,000円～9,000円、大型犬は10,000円～18,000円といった料金が相場となっています。

ただし小型犬の中でも、トイ・プードルやミニチュア・シュナウザーなどの犬種は、料金が高めになりがちです。

次に犬種による費用の違いですが、柴犬・フレンチブルドッグ・コーギー、チワワ、ミニチュアダックスなどのダブルコートという被毛の性質を持つ短毛種の場合は、頻繁にカットする必要がなく、トリミングのコストは抑えられます。

逆にトイプードルやチワワ、ヨークシャーテリア、スコッティッシュテリア、ワイアーフォクステリア、ケリーブルーテリアなどの長毛種は、こまめにカットする必要があるのでトリミング費用は膨らみがちになります。

犬のトリミングはどのくらいの頻度で行えばよい？

子犬は生後４ヶ月くらい、ワクチン接種を済ませた１週間後くらいからトリミングを行うことができます。

老犬は体にかかる負担が重くなってしまうので、それよりも頻度を少なくトリミングしてあげましょう。
場合によっては、飼い主さん自らハサミやバリカンを手に、こうしたトリミングを行ってあげるのもいいでしょう。

なお、目元や口元、足先やお尻周りのヘアのカットは、シングルコートのワンちゃんだけでなく、多くの犬にとって気持ちよく生きていくために行いたいことといえます。

トリミングの施術内容

トリミングサロンで行うトリミングの施術内容は主に、シャンプー・リンス、全身カット、爪切り、耳掃除、足裏バリカン、足回りカット、肛門腺絞り、ブラッシングなどがあります。

シャンプーは、被毛のカットと同時にする場合が多いのですが、最近はマイクロバブルや炭酸泉を使って、犬の皮膚の状態を配慮したトリミングサロンもあるようです。

マイクロバブルは細かな泡で毛穴に残った余分な皮脂や汚れを除去し、皮膚を健康な状態に保ち、寄生虫の駆除にもつながります。

一般的なサロンでは、トリミングで行われる手入れの範囲はシャンプー、カット、グルーミングの3つとなっています。グルーミングは爪切り、耳掃除、歯磨き、肛門腺絞りなどを行います。

長毛種の犬なら毛の絡まりを防げますし、ダブルコートの犬には余分なアンダーコートを除去することで体温調節をサポートし、抜け毛の軽減・皮膚の蒸れをなくします。

また伸びすぎた爪を切ることも非常に大切なので、ぜひトリミングサロンでのケアをおすすめします。特に、布地に爪を引っかけてしまうこともある室内飼いの犬の場合は施術をお願いしましょう。

トリミングサロンの選び方

どのトリミングサロンにするかを選ぶ上で大切なのは、まずは場所です。

あまり自宅からの距離が遠くないことが望ましいです。長時間のトリミング後は、犬も疲れていると思いますので、なるべく自宅から近い場所にあるサロンを選ぶと良いでしょう。

もちろん、ホームページ施術料金や、どんなセットがあるのか、何がオプションなのかといった内容をしっかりチェックしておきましょう。

また同一サービス、料金の場合でも所要時間やお迎え時間の決まりが大きく異なることもあるので、この点も併せて確認をしましょう。

目当てのサロンが決まったら、実際に店舗に行ってチェックしていただきたいのが、動物取扱業の登録がされているかということです。

国内では動物愛護法という法律の制定を受け、トリミングサロンを開業する場合は自治体の許認可を受けることが義務付けられており、来店客から見える場所に許可証を掲示することが必要となっています。

また、トリミングサロンはガラス張りで愛犬の姿が目に入るように工夫されている店が多いです。こういったサロンは安心なのでおすすめですが、カーテンで視線を遮ることによって犬が落ち着くので、あえて見えないようにしているサロンもあるようです。

あとは実際にトリミングをお願いしてみて、飼い主の些細な意見や要望もしっかりと聞き取り、それぞれにあったベストな提案ができるトリマーがいるかどうかを確認し、問題ないようでしたら、継続してトリミングをお願いするようにしてください。