犬のおもちゃを選ぶ前に!押さえておきたい購入ポイント
ひとくちに「犬用のおもちゃ」といっても、今は本当に色んな種類のものが販売されています。
購入する場所もペットショップだけでなく、ショッピングモールやホームセンター、そしてお店の場所を問わないネットショップもあります。
そこでですが、犬用のおもちゃを購入する際、見た目の可愛さやなんとなくワンちゃんが好きそうなので・・・といった理由で決めていませんか?
ワンちゃんに適していないおもちゃを与えてしまうと、ケガや誤飲などのトラブルにつながることもあるので、購入する前に、そのおもちゃが適しているかどうかしっかりチェックしておくことが大切です。
そこで今回は犬のおもちゃを買う前に押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
破損や劣化することを考慮しておく
どんなおもちゃも使用を続ければ劣化して来ます。元気なワンちゃんであれば、「え?こないだ買ったのにもうこんなになっちゃったの??」なんていうこともあるでしょう。
お気に入りのグッズやアイテムであれば、ずっと残しておきたいと思うこともあるかもしれませんが、著しく劣化している場合は引き上げましょう。
やはりワンちゃんにとっての衛生面でもあまり好ましいとはいえませんので、おもちゃの状態を随時チェックして速やかに新しいものと取り替えてあげましょう。なので、おもちゃを選ぶ際のポイントの1つとしては「長く使用できるもの」を基準の1つにするのも良いでしょう。
ただし、長く愛用出来る事に注目をするのであれば、柔らか過ぎる物はNGです。噛んで縫い目を解いたり、壊してしまう可能性があるからですね。
また、布製のボールやぬいぐるみは時々洗ってください。定期的に洗濯することで、ワンちゃんの衛生面も清潔に保つことができるので。
さらにワンちゃんの年齢によって劣化の速度も変わってきます。若い頃の方がより遊ぶ時間が長いため、劣化は早いでしょうし、高齢になると遊ぶ時間が減ってくるため、劣化の速度は遅くなります。
高齢になればなるほど、噛む力は弱まってきますので、若い頃に比べて柔らかいおもちゃを与えると良いでしょう。ただ、誤飲や破損させる恐れはあまりなくなると思いますが、与えている間は飼い主さんがきちんと見守っておいてあげましょう。
あと、おもちゃを与えるタイミングですが、飼い主さんが一緒に遊ぶ時にだけ出してあげるのも良い方法です。常時与えておくおもちゃ、一緒に遊ぶ際に使うおもちゃ、といった感じで場面や用途に合わせて使い分ける事も大切です。
ワンちゃんの歯が生え変わる時期に
犬用おもちゃは、ワンちゃんの躾やストレス解消、また飼い主さんとのコミュニケーションを目的として使用するアイテムですので、目的によって選び方のポイントは変わります。
そこで、例えばワンちゃんの歯が生え変わる時期や噛む力をアップさせたい時、あるいは噛むことによってストレスの発散をさせたい時に選ぶおもちゃは「おもちゃの硬さ」をチェックしておきましょう。
歯が生え変わり始める子犬の時期に、ある程度硬さのあるおもちゃを与えておくと、他の物を噛んでトラブルになったりすることを防ぐ効果もあります。
逆にそういった噛むことが多くなる時期に、素材に糸が使われていたりすると、解けた糸が歯に絡まったりする危険がありますので、他の素材のおもちゃを選ぶことをおすすめします。
また、噛む事でデンタルケアにもなるおもちゃはフレーバー付きの物も多く、ストレス解消にも適しています。歯磨き効果が期待でき、子犬用からも販売されている為、成長に合わせて買い揃える事が可能です。
コミュニケーションや体力アップが目的の場合
ワンちゃんとの愛情を深めるためのコミュニケーションを目的とする場合はボールやフリスビーがおすすめです。
フリスビーはワンちゃん自体の体力アップにもストレス解消にもつながりますし、二人で1つのことを行うという行為自体も連帯感を深めるきっかけになりえます。
素材も柔らかい物から硬い物まで品数が多いので、体格に合った物を選ぶのが良いでしょう。また、小型犬の場合は部屋の中でも、かなりの運動量を確保することができると思います。
素材もゴムや布製のものまで色んな種類のものがありますので、色々みてみてください。ただ、小型犬であればあまりボールが大きいと噛むことができなくなりますので、サイズにも注意しておきましょう。
与えると「何が起こるか」を考えておく
以上、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いずれにしても購入する前に、「そのおもちゃ与えるとどういう事が起きるのか」を考慮しておくことが大切です。
もちろん、今のワンちゃんの年齢や大きさ、健康状態、癖などを踏まえた上で、その時期、その状態で、そのおもちゃを与えるとどうなるか、ということを考えておけば、トラブルはかなり防げると思います。
意外と飼い主さんの好みやタイミングで与えてしまいがちになるので、しっかりワンちゃんのことを考えて与えてあげましょう。