ドッグフードを選ぶポイント!外国産でも安全?

ドッグフードを選ぶポイント

安価なドッグフードは大量生産するために穀物を主原料にしている物もあるので注意しましょう。

犬のサイズや年齢に適したものを選ぶ

愛犬のサイズや年齢にきちんと適したものを選ぶようにしましょう。小型犬なのに大型犬用のドッグフードを食べさせたり、大型犬に小型犬用のドッグフードを食べさせていては、栄養過多や栄養失調の恐れがあります。

そもそも、年齢やサイズによって必要な栄養素やカロリーは違ってきます。

子犬なら、今後の成長のためにたんぱく質やカロリーは高めのほうがいいですし、シニア犬なら腎臓や内臓に負担がかからないように、低たんぱく質、低カロリーなものがいいです。

タンパク質の含有率で選ぶ

ドッグフードは、大きく分けるとタンパク質とその他の栄養素で構成されています。
その他の栄養素とは簡単に言うと炭水化物です。

ドッグフードの場合、タンパク質含有率の水準としては20%以下か、多くても20%の前半くらいになります。つまり残りの約7割~8割は、炭水化物でできているのです。

炭水化物も必要な栄養素なのですが、アレルギー反応の可能性である炭水化物がどれくらい含有されているかを知ることの方が重要ではあります。

炭水化物の含有率がどこに記載されているかというと、実は、ほとんどの場合で記載されていないことがあるのです。

炭水化物が多いか少ないか、それを知るには、タンパク質の含有量を見て、そのほかの成分を推測する(確認できない場合が多いので)しかないのです。

原材料が何を一番多く使用しているかというのは、このタンパク質含有率に大きく関わっていく数値であるといえ、それが低いということはアレルギー反応を起こすかもしれないということが考えられるのです。

愛犬が現在食べているドッグフードのタンパク質含有率が、例えば20%ほどや、あるいはその水準を下回っているなら、もしかすると炭水化物の多いフードを食べている可能性があると言えます。

タンパク質含有率ができることなら30%に近いか、それ以上のものを選ぶことが大切です。

脂質成分量を確認する

一般的に犬は食べ物のうま味を油脂で感じると言われていて、食いつきをよくするためにペットフードの表面を油脂でコーティングする粗悪品もあるようです。

しかし、油脂は酸化すると一種の腐敗「過酸化脂質」に変質します。これにより、ペットフードの臭いがきつくなったり食いつきが悪くなったり、犬の老化の原因である活性酸素を増加させることにもなります。

外国産の「ミール」「パウダー」には注意

商品によっては「鶏肉」ではなく「チキンミール」「チキンパウダー」というように「ミール」とか「パウダー」という表示がされている場合があります。

「チキンミール」というと一見、ちゃんと鶏肉を使っているような気がしますが、実は「ミール」や「パウダー」という表記のものは食用でない肉が含まれている場合があるので注意が必要です。

国内産のドッグフードでは、あまり見かけることはありませんが、外国産の安いドッグフードでは、こういったものもあるので、輸入品を購入する際は注意が必要です。

また、日本国内と違って、海外で製造されている商品は、品質管理がきちんとできているか不安が残ります。

日本の品質基準のレベルは世界でも最高水準と言われており、安心して愛犬に与える事ができますが、安いものや外国産の中には、賞味期限切れを使いまわしていたり、輸送時にカビが生えてしまったというケースもあるので、外国産のドッグフードを選ぶ場合は、かなり慎重になる必要があるでしょう。