【病気のサインかも!?】犬の口臭の主な3つの原因と対策

最近飼っている犬の口臭が気になり出したり、日頃ちゃんとケアをしているのになぜか臭いといったことはありませんか?

  • 年を取ったから仕方ないか・・・
  • ちゃんとケアすれば大丈夫だろう!

と思っている方は要注意!
実は、犬の口臭の原因には病気が関係しているものもありますので、今回の記事を読んでいただき、しっかり原因を知り対策を行い場合によっては獣医に診察してもらいましょう。

大切なパートナーである飼い犬の健康を守るのも飼い主の大事な使命です。

犬の口臭の主な3つの原因

犬の口臭が臭いのには大きく3つの要因があり、「内臓疾患」・「食べ物」・「歯周病・口腔内疾患」に分かれています。それぞれの特徴について解説します。

内臓疾患

犬にも人間同様に胃や腸といった内臓の疾患が原因で口臭が臭くなることがあります。
ニオイの種類によってどこに疾患があるかが分かれています。

アンモニア臭

この場合は、腎臓や肝臓などの排泄物を処理する内臓が正常に働いてないことにより
本来は体外に排出されるものが体に溜まることでこのようなニオイなることがあります。

便のニオイ

いくつか考えられる原因があり、口の中問題や重度の便秘が影響しているパターン
腸のねじれや腸閉塞という腸内が閉じてしまう非常に深刻な症状を起こしている可能性があります。
こうした症状の多くは、異物が体の中に入ったり重積や腫瘍が原因である可能性があります。

口臭のほかに痛みが伴う倦怠感や強い腹痛、下痢が出たり逆に便秘になる、ぐったりしているといった深刻な症状が見られ命に関わりますので、もしそういった症状が出た場合はすぐに獣医のもとに診察にいきましょう。

すっぱいニオイ

胃腸が良くないとこのような症状が出てきます。また、胃炎を患っている場合は胃酸が過剰分泌されることで吐いたり胃酸が上がってくるのですっぱいニオイになります。

食べ物

犬が普段食べているペットフードには、必要不可欠な栄養素として動物性の脂肪などが含まれています。それにプラスして食欲を上げるためにニオイを強くしているものもあるため私たちヒトが食べる食品よりもニオイがきつい場合があります。

また、食べかすが原因になることもあります。

歯周病・口腔内疾患

犬の口の中でもっとも多い臭いの原因は「歯周病」です。歯石や歯垢が溜まることで炎症を起こし歯周病になります。歯周病はただの歯の病気ではなく、人間と同じく心疾患、脳血管疾患、糖尿病などの様々な疾患に関連していることがわかっています。

口腔内の細菌が、心臓や肺など、その他の臓器に移り、全身に大きな影響を与えるので、歯周病は決して放ってははいけない疾患です。

犬の口臭対策

主な3つの原因で、「内臓疾患」・「食べ物」は日頃の食べ物や運動などの生活習慣をしっかりさせることが1番の対策になります。

ここでは「口腔内疾患・歯周病」の中でも、「歯周病」の予防と対策について解説していきます。歯周病は3歳以上で約80%の犬が持っている・もしくは予備軍であると言われていて、あなたのパートナーである犬も例外ではありません。

歯周病ってどうやってなるの?

歯周病は、細菌の感染によって起こる炎症性疾患で歯ブラシなどのケアが不十分だったり、歯と歯肉の間に食べかすが残ることで細菌が繁殖し、歯肉炎を発症します。

その歯肉炎を放置して新たに細菌が増え、歯肉がどんどん化膿することで歯周病になっていきます。

具体的な予防方法

もっとも大事な予防方法は歯垢や歯石がたまらないように歯ブラシで毎日ケアをすることです。
人間も毎日歯磨きをするのと同じで、犬も歯磨きを毎日するべきなんです。

また、歯周病は他の疾患とは違い飼い主であるあなたが唯一できる予防できるものです。
歯磨きを嫌がる犬も多く存在し、かつ犬の歯は磨きにくいので飼い主泣かせではありますが、あなたのたった1つの行動で病気の可能性を1%でも下げてあげましょう。

まとめ

この記事を読んで犬の口臭で様々な病気があるんだと知ることができましたよね。

「内臓疾患」は胃や腸、腎臓や肝臓に異常が出ている際にどのようなニオイになるか、食べ物るものによって一時的にニオイがキツくなる可能性があること、「歯周病・口腔内疾患」は口の中が臭くなる1番の原因で人と同じで心疾患、脳血管疾患、糖尿病などの様々な疾患に関連しているとお伝えしました。

また、具体的な対策として飼い主ができる唯一の対策として「歯周病」に対する日々の歯ブラシが重要であるとお伝えしました。

犬の口臭が少しでも「おかしいな?」と思ったら、当てはまっている症状を元に対策を考えたり病院に行ってしっかり検査してもらいましょう。


大切なパートナーを守れるのは飼い主のあなただけです。