ドッグフードや犬用のサプリメントは目的や用途ごとに様々なものが売られていますが、そのうちのひとつに愛犬の毛並みや毛艶を改善するためのものがあります。

人間の髪の毛にも栄養や食生活が大切なのと同じように、愛犬の毛並み・毛艶を美しく保つのにも栄養バランスが大事なので、飼い主としてしっかりとよいものを選んであげましょう。

しかし、いざドッグフードやサプリメントを選ぼうと思ったら、種類が多すぎてどれを選んだらよいかわからない。

そんな飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、愛犬の毛並みをよくするドッグフードやサプリメントの選び方、選ぶ前に知っておいた方がよいこと、口コミで話題になっている人気商品などを紹介いたします。

ぜひ参考にしていただければと思います。

愛犬の毛並み・毛艶をよくするためのドッグフードの選び方

愛犬の毛並みや毛艶をよくするために、まず見直したいのが食生活。

日頃、食べさせているドッグフードが安価で粗悪なものだと、やはりワンちゃんの調子も悪くなってしまうでしょう。

もともとドッグフード産業は、人間が食べられない余った原料を、体によくない添加物を使い味つけして犬向けに商品化したのが始まりだと言われています。

そのため、人間なら口にできないような原料が使われていたり、海外からの輸入品の場合、コンテナ輸送のために添加物（保存料）が大量に使われていることも、いまだにあるのが現状です。

安さだけでドッグフードを選ぶのではなく、しっかりと原材料も確認して選ぶようにしましょう。

グレインフリー、グルテンフリーに着目

最近は、犬の体に悪影響を及ぼす可能性があるといわれている穀物（小麦、とうもろこし、米などの穀物全般）を一切使っていないグレインフリーのドッグフードも、徐々に主流になってきていますので、そういったものを選ぶのも、ドッグフード選びのコツです。

なお、似たような言葉で「グルテンフリー」というものがありますが、グレインフリーが穀物全般を一切使っていないということに対し、グルテンフリーはざっくり言うと小麦を使っていないという意味です。

ワンちゃんは元々は肉食なので、 身体の構造も肉を消化しやすいようにつくられています。そのため、穀物を与えると、犬によっては消化不良を起こし、体調不良やアレルギー症状につながるケースもあるということが医学的研究でも明らかになっています。

毛並みの悪化の原因はタンパク質不足

犬の体毛の主成分はタンパク質です。そのため、毛並みの悪化や毛艶の衰えの原因の多くは、タンパク質不足が関係しています。

なので、毛並みや毛艶の改善を目的にドッグフードを選ぶ場合は、高タンパクなものを選ぶのがひとつの目安です。

たとえば、「ナチュロル」というドッグフードは、新鮮で良質な生肉と生魚がふんだんに使われている高タンパクなドッグフードで、生の牛・鶏・馬・魚肉を55％以上使用しているため動物性タンパク質が豊富に含まれているのが特徴です。

タンパク質には植物性と動物性がありますが、愛犬の毛並みの改善のためには、もともと肉食動物である犬に適した「動物性タンパク質」を与えることがよいと言われています。

ナチュロルは、犬の消化に悪影響を与える穀物を一切使っていないグレインフリーのドッグフードでもありますので、おすすめできる商品のひとつです。

また、累計販売数が100万袋を突破した人気の「モグワンドッグフード」も、グレインフリーで動物性タンパク質が豊富に含まれた高たんぱくフードです。

人気があって、みんなが使っているフードにしたいという飼い主さんには、こちらもおすすめです。

毛並みをよくするオメガ脂肪酸

オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸などの、いわゆる「オメガ脂肪酸」は、サプリメントにもよく使われるので、どこかで耳にしたという方も多いのではないでしょうか。

また、オメガ脂肪酸は聞いたことがないという方でも、EPAやDHAは聞いたことがあるかもしれませんね。

EPAやDHAはオメガ3脂肪酸の一種で、魚を食べることで摂取でき、一時期、頭がよくなると話題になり、私も子供の頃に親から肝油を飲まされてました。

そんなオメガ脂肪酸は、犬の体毛や皮膚の健康維持に欠かせない栄養素だと言われています。

また、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸は鹿肉に豊富に含まれるため、愛犬の毛並みをよくしたい飼い主さんを中心に、鹿肉が配合されたドッグフードが人気を集めています。

Venison（ベニソン）は、普段食べているドッグフードにトッピングとして与えるタイプのものですが、著名なレストランも利用するジビエ処理施設で加工した天然の鹿肉を100％使用しています。

鹿肉は、牛肉などの他の肉と比べ、高タンパク・低カロリーなのが特徴なので、毛並みや毛づやの改善だけではなく、太りすぎなども解消できると評判です。

愛犬の毛並み・毛艶をよくするためのサプリメントの選び方

日頃の食事では、どうしても不足してしまう栄養素を補ってくれるのがサプリメント。

これは、犬も人間も同じことなので、今では犬用のサプリメントも様々なものが売られています。

サプリメントを選ぶときに大切なのは、目的にあった成分が配合されたものを選ぶこと。

ここでは、毛並みや毛ヅヤをよくするのに効果的な成分や、おすすめのサプリメントを紹介します。

ビタミン不足による毛並みの悪化をサプリで解消する

タンパク質が足りないと毛並みが悪くなるという話を冒頭でしましたが、同じようにビタミン不足も毛並みや毛艶にはよくありません。

「ベジタブルサポート」のようなビタミンが豊富に含まれたサプリメントで、ドッグフードでは摂取できないビタミンを補ってあげるのも効果的な毛並み対策となります。

また、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンの一種「ビオチン」も、毛のツヤと皮膚の健康に重要な役割を果たすことで、毛並み改善のサプリメントに成分として配合されています。

抗酸化作用のあるコエンザイムQ10で毛並み・毛艶を改善

毛並みの改善に効果がある成分として、よく名前があがるのが「コエンザイムQ10」

コエンザイムQ10には抗酸化作用があり、加齢とともに毛艶がなくなっていくのを防ぎながら、皮膚の健康を保つ効果が期待され、サプリメントに配合されています。

毛並みをよくするDHA・EPA・オメガ3脂肪酸をサプリで補給

DHA・EPA・オメガ3脂肪酸が犬の毛並みによいことは、冒頭のドッグフード選びの話の中でも出てきましたが、サプリで食べさせてあげるのもひとつの有効な手段です。

オメガ脂肪酸は、犬の体毛や皮膚の健康維持に欠かせない栄養素だと言われていますので、ドッグフードやサプリメントでしっかりと摂取させてあげましょう。

皮膚と被毛を全身ケアする犬用化粧水も人気

ドッグフードやサプリメントとは異なりますが、愛犬の毛並みを気にする飼い主さんの間では、有効成分の入ったペット用化粧水を使ってあげることも話題になっています。

犬の肌の角質層は人間の3分の1程度の薄さなので、そのぶん乾燥や刺激による皮膚トラブルを起こしやすいと考えられていて、それをケアする商品として「犬用無添加化粧水 avance」は人気を集めています。

まとめ

今回は、愛犬の毛並みや毛艶をよくするドッグフードやサプリメントの選び方、選ぶ前に知っておいた方がよいことなどを、おすすめの人気商品の紹介も交えながらお伝えいたしました。

ドッグフードは、動物性タンパク質が豊富な高タンパクのものを選ぶ、サプリメントは目的にあった成分が配合されたものを選ぶなど、今回紹介した情報の中で、参考にしていただけることがあれば嬉しい限りです。